27 Feb 2024

株式会社カカクコム 経営管理本部法務部 様 / 製品導入事例

手動だった法改正の監視をシステム活用で改善​ 事業部門との連携でコンプライアンス意識を底上げする

導入サービス
ASONE (法政策情報 / エデュケーション)

課題・目的
● 自社が監視するべき法改正情報の収集と情報管理
● 能動的 / 手動による情報キャッチアップの効率化
● 事業部門におけるコンプライアンス意識の強化(意識付け)

──今回、ASONE 法政策情報 / エデュケーションの導入を検討された背景を教えてください。

法務部では、契約書の確認・作成・検証および保管の他、各事業部門からの新規事業・新規施策等に関する法務相談への対応やコンプライアンスに関する活動、その他紛争等への対応を行っています。

当社には様々なサービスがあるため、サービス / 事業部門ごとに法務担当者を設置して、メインとサブの複数名体制で部門のサポートを行っており、また、法務部内でも個人情報保護や知的財産を担当するチームを設置して、専門性の高い領域についてもカバーしています。

そういった状況の中、当社にとって必要となる法改正情報の収集・管理と、業務効率化に対して課題を抱えていました。

代表的な例で言うと、法改正情報の取得に官報やe-Govを活用するなどの、能動的かつ手動での情報のキャッチアップです。こういった業務の継続にはかなりの工数がかかっていました。

導入決断の理由
● 必要な法情報を絞り込んだ上でのアラートメール配信
● 社内の関係者に法改正に関するアラートメールを配信できる
● 社内向けの法改正一覧が作成できるエクスポート機能

──レクシスネクシスのサービスを最終的に選定された理由を教えてください。

数多くある法改正情報の中から、当社がウォッチするべき法令・法分野に絞り込みをかけた上で、デイリーでアラート設定できる部分(アラートメールとして必要な情報を日々取得できる部分)が良いと思いました。

社内の関係者にID(ASONE法政策情報のアカウント)を付与して、直接アラートメール配信をするというやり方もできますよね。

法務部では、先ほど課題として上げた「法改正情報の収集工数の削減」の他にも、各事業責任者と効率的に連携できるような手段を必要としていましたので、例えば、社内向けに展開するべき「法改正一覧表」を作成する際には、エクスポート機能を活用できると思いました。

成果
● 法改正を網羅的 / 効率的に確認できるようになった
● 自社に影響する法改正を察知しやすくなった(改正レポート)
● 事業部門との連携でコンプライアンス意識強化に繋がった

──レクシスネクシスのサービスを導入されて得られた成果や、今後の取り組みについて教えてください。

ASONE法政策情報 / エデュケーションの導入以降、全法令を監視した上で、特に当社に関係のある法改正情報を確認し、ビジネスでの対応要否を判断するなど、継続的なモニタリングを実施しています。

また、社内の関係者にもアラートメールを配信し、各サービスに関連のある法情報を事業部門自身で確認できるような仕組みを構築しています。

当社は、会社全体でコンプライアンス意識の強化に注力しているのですが、法務部以外でもシームレスに法改正情報を共有することで、従来の「法務から事業部門への一方向」ではなく「双方向のコミュニケーション」と、コンプライアンス順守の意識強化に繋がったと思います。

業務効率化が進んだ分、法務として注力すべき領域の選別が可能となりました。

今後は、これまで以上に当社のビジネスに即した法務戦略の立案や、各事業部門とのコミュニケーションの強化をさらに進めていきたいと思います。

そして、全社的なコンプライアンス意識の醸成を促し、サービス品質の向上につながることを目指しています。

サービスの概要

企業情報

株式会社カカクコム

  

業種:サービス業
規模:1,000~1,500人(グループ全体)
拠点:7
グループ会社:9社
※2023年9月30日現在
企業サイト

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