01 Jul 2025
Lexis+ AIの進化が変える、リーガルデータベースの常識と国際法務の未来
データベース=「判例・法令検索」ではない
Lexis+ AIは、実務ノウハウと生成AIを統合した次世代リーガルツールへ
多くの弁護士が「リーガルデータベース」と聞いてまず思い浮かべるのは、判例や法令を検索するためのツールかもしれません。しかし、Lexis+は今、大きな進化を遂げています。
以下の図に示されるように、Lexis+は単なる「事例(判例)とルール(法令)」の検索にとどまらず、実務ノウハウ(Practical Guidance)や生成AI(Generative AI)統合した、包括的なリーガルワークフロー支援ツールへと進化しています。
この進化により、国際法務に携わる弁護士は、より迅速かつ正確に、複雑な法的課題に対応できるようになります。
Lexis+ AIだからこそ得られる、国際法務に特化した情報と成果
Lexis+ AIは、ドラフト作成、リサーチ、インサイト取得を支援する統合型AIワークフローソリューションであり、複雑な業務に対応するパーソナライズAIアシスタント「LexisNexis Protégé(プロテジェ)」を搭載しています。
Lexis+ AI の特徴的な情報ソース
- Legal Research(米英を中心とする判例、法令、Law Review、Journal)
- Practical Guidance(業務分野ごとのPractice Notes, 契約書雛形など)
- Lexology Panoramic(世界各国、130以上の法分野に対応した法制度Q&A)
- International Comparator Tool(世界各国の法制度の比較ツール)
- Matthew Bender(米国の法律専門書 約2,500冊)
これらの情報がAIによって思考ベースとして活用されることで、信頼性の高いアウトプットと業務精度の向上を実現します。
エージェント型AIとは何か?
エージェント型AIは、従来のルールベース自動化(R B A)を超え、文脈理解・パターン認識・推論能力を備えたAIです。
LexisNexisが提供するLexis+AIは、米国法を中心とした正確な法情報を思考ベースとし、信頼性の高いリーガルAIアシスタント「Protégé」を搭載しています。
Protégéが支援する意思決定の高度化:
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リスク評価と予測の高度化
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認知バイアスの軽減と客観性の向上
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戦略の動的適応
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複雑なシナリオプランニング
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リソース配分の最適化
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分野横断的な知識統合
Lexis+ AI導入による成果(Forrester調査より)
業務効率と生産性の向上
- 対象法律事務所の収益は全体で2%向上し、3年間で約3,000万ドル増加
- 弁護士1人あたりの利益も4%増加
- Lexis+ AIへの投資は6カ月以内に回収可能
競争力・働き方・セキュリティ面でのメリット
- 調査対象の全事務所が「AIはもはや選択肢ではなく必須」と回答
- AI未導入は、クライアントへの価値提供や人材確保において不利になるリスク
- 弁護士の業務時間短縮により、ワークライフバランスの改善にも寄与
- AI活用に積極的な事務所は、法科大学院卒業生からの人気も高く、採用競争力を強化
- Lexis+ AIは厳格なセキュリティ・ガバナンス基準を満たし、導入の信頼性も高い
生成AIでご利用いただける機能
- Ask a Legal Question ― 会話型検索
- Generate a Draft ― 契約書・文書ドラフト作成
- Summarize a Case ― 判例の要約
- Upload to Summarize ― アップロード文書の要約・質問・回答
今こそ、国際法務にAIを。
Lexis+ AIは、単なる検索ツールではありません。
「調べる」から「導き出す」へ。
「探す」から「提案される」へ。
国際法務の現場で、より深く、より速く、より確実な意思決定を支援するLexis+ AIを、ぜひご体験ください。
著者
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レクシスネクシス・ジャパン株式会社 2022年6月、レクシスネクシス・ジャパン入社。Government、Law firm、Academicを担当するGLAチームでInternational Productsの販売・サポートに従事。1998年から法律業界に携わり、現在もプレイングマネージャーとして主に法律事務所を担当 |