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シャープ株式会社 法務本部 様 / 製品導入事例

各国の法規制情報をタイムリーに取得し、規制の全体像から重点的に行うべき施策を客観的に判断

導入サービス
MLex

課題・目的
● 海外法規制に対してどこまで対応する必要があるかの判断
● 各国で順守するべき法規制を体系的に把握すること
● 自社が重要視するべき海外規制情報の取得

──今回、MLexの導入を検討された背景を教えてください。

近年であればAIに関する規制が新しくできていたり、少し前は個人情報に関して「欧州でGDPRができたら、アメリカでも各州法ができ、中国でも施行される」といった形で、新しい法規制も生まれています。そして、それらの法律は必ずしも施行後すぐに取り締まりされるわけではなく、タイムラグが若干あるケースがあります。

また、取り締まりがどれだけ積極的に行われるかということも、国によって異なります。そのようなことも含めて、「何が自社にとって重要か」を判断するための客観的な情報を入手することがむずかしい状況でした。

官庁のウェブサイトや弁護士事務所からのニュースレターなどで、ある程度の情報は入ってきますが、すべての情報を自ら取りに行くことは、特にグローバルという視点で考えると現実的ではないと思います。

そのような課題を感じていたときに「MLex」を知りました。「MLex」は専門家が監修した海外規制・摘発情報が定期的に入ってくるので、グローバルなルールを把握するために非常に役に立つと思いました。

導入決断の理由
● グローバルな法規制情報が取得できること
● タイムリーに情報を取得できること
● 取得できる情報分野(競争法、贈収賄、M&A等)の広さ

──レクシスネクシスのサービスを最終的に選定された理由を教えてください。

やはり、グローバル対応であることが最大の決め手です。当社は海外にグループ会社がありますが、情報に比較的アクセスしやすい国と非常に難しい国と、どうしても、情報の“濃淡”が出てしまっていました。

「MLex」を利用するとグローバルの情報が広く入ってくるので、そこが大きなポイントでした。さらに、 取得できる情報のエリア(競争法や贈収賄、M&A関連、ファイナンス関連・・・などの法分野)が幅広いので、当社が知りたいエリアを選択できる点も決め手の一つです。

非常に速く、かつタイムリーに情報を入手できることも魅力でした。当社の海外拠点経由で私に情報が届くよりも、「MLex」上で届くメールのほうが速いこともありました。

また、「MLex」上で届くメールにはヘッドラインがついていて、一覧表示できるのでとてもわかりやすいですね。メールの中身をいちいち見なくても、ヘッドラインを見ればある程度の情報がわかるので、その点でも非常に使いやすいサービスだと思って導入を決めました。

成果
● 重点的に押さえるべき海外法規制の客観的な判断
● 法務部門以外への情報展開(イントラネットでの情報周知)

──サービス導入後に得られた成果や、今後の取り組みについて教えてください。

残念ながら、世界中の法律をすべて完璧に遵守することはむずかしいと思います。もし遵守しようとすると、膨大なコストもかかります。

米国司法省(DOJ)も、法令違反をゼロにするのはむずかしいということは認識しているようですね。ですから、結局、自分たちで優先順位をつけることが必要です。

当社では、まずは外部環境を認識して「どこを重点的に押さえていくか」ということを考えるための、コンプライアンスの施策の“第一歩”として「MLex」を活用しています。

またその他にも、たとえば「この国でこんな法律ができました」「ここでこんな取り締まりが行われました」という情報を、法務部門以外の従業員にも周知させるためにイントラネットで情報発信していますが、その際の情報源としても、非常に有効だと思っています。

 

サービスの概要


企業情報

シャープ株式会社

業種:製造業(電気機器)
規模:
  シャープ連結 41,285名
  国内連結 16,042名
  海外関係会社(連結) 25,243名
  ※2024年12月末現在
拠点:
12(国内主要事業所)
グループ会社:12社(国内)、39社(海外)
  ※上記の他、65社の連結子会社
  ※2024年3月31日現在
企業サイト

 

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